春の花粉症の時期が来ましたが、2015年の東海地方は例年と比べ花粉の飛散量がかなり多いと予想されています。花粉症による目の症状は強いかゆみと、ネバネバした目やにが特徴的です。治療にはまず点眼治療があげられます。眼科で点眼治療に用いられる薬剤としては、大きく分けて3つのグループに分けられます。
症状に応じてこれらを適切に使い分けることが大切です。

 

  1. メディエーター遊離抑制薬(ぺミリドン点眼・アルギノン点眼・アレニスト点眼など) 即効性ではなくゆっくりと効いてきますので、予防としてよく用いられます。副作用も少ないため通年性のアレルギー性結膜炎などに長期に使うことが可能です。
  2. ヒスタミンH1受容体拮抗薬(リボスチン点眼・パタノール点眼・アレジオン点眼など) 薬価はやや高くなりますが、前記の点眼剤よりも効果が強く、即効性があります。花粉症の時期にはある程度の即効性が必要なことが多く、このグループの薬剤がよく用いられます。
  3. ステロイド点眼(フルオメソロン点眼・DEX点眼など) 強力な抗炎症作用および即効性があり、かゆみが強い患者さんには必要になることがあります。しかし他種とくらべて、まれに眼圧上昇や感染症などの副作用を生じることがありますので、このグループの薬剤は、必ず眼科で処方してもらうことが原則となっております。

 

当院では多くの種類の点眼剤を採用しており、患者さんの症状や目の状態に合わせて適宜点眼剤を選択しております。花粉症対策には、早めに受診され、相談されることを、おすすめいたしております。