文部科学省から平成26年に5歳児から17歳までの児童対象に行われた健康調査の結果が発表されました。虫歯に関しては、昭和40~50年代より減少傾向ですが、裸眼視力が1.0未満の者は増加傾向にあると報告されました。特に裸眼視力が0.3未満の児童の割合で見ると、TVゲームが始まった昭和54年度との比較で、小学生2.67%から8.14%へ.中学生13.06%から24.97%へ.高校生26.29%から35.84%へと顕著に増加してきています。

 最近では小学生でもスマホや携帯画面を長時間見る児童が増えてきており、体と共に目も発育段階である小中学生の視覚環境の悪化が懸念されます。発育段階で長時間手元の細かいものを見続ければ近視が進行することは、疫学的に証明されています。正しい姿勢でデスクに向かい、照明も明るくし、適度に休憩するなど継続的な注意が必要です。

 例え近視そのものは治らなくても、高度近視に進まないようにする事は大切です。本人の視力についての自覚をうながすためにも、学校から視力についての注意の用紙が出たらまず当院を受診され、視力低下の原因の検査を受けて医師の指導を受けるようにしましょう。