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コンタクトレンズ(以下CL)は今まで医療用具と呼ばれていましたが、平成17年4月1日より薬事法が改正され高度管理医療機器(クラスⅢ)と規定されました。医療機器は4つのクラスに分類され最も厳しいクラスⅣは、不具合が生じた場合生命の危機に直結する恐れがあるものでペースメーカーや人工心臓弁が含まれます。CLはそれに次ぐクラスⅢとなり不具合が生じた場合人体のリスクが比較的高いものとされ、人工透析器や人工呼吸器と同じクラスです。人体へのリスクが比較的低いもの(MRI、電子血圧計等)は管理医療機器と呼ばれクラスⅡとなり、さらにリスクが低いと考えられるピンセットや X線フィルム等は一般医療機器でクラスⅠとなりました。

 

このようにCLが非常に厳しいランクになった背景にはCL使用者の10人に1人に目の障害が発生している事実があります。CLは図1(左上の画像をクリックしてください)のように使い捨てCLが普及し始めた1991年から使用者が急増しています。快適さや実用性で近視人口の多い日本においてCLが多くの人々の支持を得た結果と思われます。しかし、あまりにも急激な増加のためCLを購入したり使用する上での大切な事柄が国民全体に充分知れ渡っていないため目の障害が発生していることは残念なことです。目の障害を来す原因で特に重要なポイントをいくつか挙げてみましょう。

 


★CLの装用時間が長すぎる(図2:左上の画像をクリックしてください)

睡眠中はまぶたを閉じてしまうため、目の表面が直接空気に接する時間(メガネ使用は可)が寝る前に2~3時間は必要です。

★目の具合が悪い時もCLを使用してしまう(図3:左上の画像をクリックしてください)

メガネとの併用が目の安全上大切な条件ですがそれを行っていないケースがあります。

★CLをはめたまま寝てしまう

図4(右上の画像をクリックしてください)のように若い人に特に多く見られ、しばしば重い障害を起します。

★使用期限をオーバーして使用している(図5:右上の画像をクリックしてください)

新しいレンズをおろした時は左右眼別にカレンダーに印をつけておくと交換日を忘れることが少なくなります。

★ケアー液の使い方が不十分(図6:右上の画像をクリックしてください)

レンズは毎日こすり洗いをしレンズケース内の液は毎日全部交換する必要があります。

★定期的に眼科検査を受けていない

 


CL を安全に使うためには3ヶ月毎の眼科検査がとても大切です。残念ながらそれを正しく守っておられる方は全体の3分の1にすぎません。また購入する時のお店 選びは慎重に行う必要があります。CLチェーン店などの安売りチラシのみで判断されるのではなく、CL購入時の眼科検査は眼科専門医の資格のある眼科医に よる検査と処方に基づいて購入するようにしましょう。眼科専門医による目の状態の正確な判断と目の病気の早期発見は視力をいつまでも良い状態に保つため大 変重要なことなのです。

 

平田眼科ではCLや眼鏡の正確な処方と、すでに使用されておられる方へのアドバイスを積極的に行っています。良い視力は眼球や脳など視覚系全体の健康の上に成り立っています。CLや眼鏡の再作などをお考えの時は現在使用しておられるものをお持ちの上当院でご相談下さい。

 

(参考文献・・・国民生活センター及び(株)インテージの資料より)