コンタクトレンズ製品写真 2003w2_2

 

近視は遠方の景色はボヤケても、ある一定の距離であればピントが合って、きれいに見えます。これに対して乱視では、眼球の表面の角膜や内部の水晶体にひずみがあるために、縦と横でピントが合う距離が異なり、結局どの距離においてもピントが完全には会わないため、常にぼやけて見えてしまいます。そのため乱視による眼精疲労が起こることもあります。この乱視による眼精疲労のもっとも大切な治療法は、適正な眼鏡やコンタクトレンズによる乱視矯正です。眼鏡で矯正できる乱視は、乱視の強さでおおよそ-2.75D位の中等度乱視までで、それ以上の強度乱視の場合は、眼鏡では景色が傾いて見えたりして、完全矯正が困難になります。そのような場合、コンタクトレンズならかなり強い乱視でも良い矯正視力が得られる場合があります。乱視の特性の重要なポイントとしては、乱視軸と言って乱視には向きがあることです。良い視力を出すためには、眼鏡でもコンタクトレンズでも、いかに乱視用レンズをその方の乱視軸に合わせるかがポイントとなります。コンタクトレンズにはハードレンズとソフトレンズ(ディスポ含む)がありますが、現在両者共に乱視(トーリック)用の色々な製品が販売されています。乱視用コンタクトレンズを一旦合わせても、使用中にレンズが回転してしまっては、乱視軸が狂ってしまいます。これを防ぐために各製品は色々なデザインや工夫を凝らしています。しかし快適に使うためには、実際に装用してみて、最も安定する製品を選ぶ必要があります。最近は1dayカラーサークルレンズにも乱視用が登場し、間もなく遠近両用2Wソフトレンズにも乱視用が出る予定です。乱視は程度の差こそあれどなたにでもありますし、決して悪い病気でもありません。しかしある程度以上の場合には、視力の低下だけではなく、眼精疲労の原因になりますので、ご自分にどの程度の乱視があるかを、眼科で診断を受けておかれるのが良いでしょう。当院では検査の結果をもとに、眼鏡にどの程度の乱視を入れたら良いのか、またコンタクトレンズ使用中の方でも、乱視用に替えた方が良いのか、また乱視用コンタクトレンズの種類はどれが適しているかなどの説明をしております。眼鏡の場合もレンズに入れる乱視度数の程度や乱視軸の決定には、熟練した技術と豊富な経験が要求されます。遠用や近用や遠近両用などで、乱視度数を変える必要がある場合もあります。

 

ご自身の視力のボヤケや目の疲れを強く感じるようになった場合は、当院で検査を行いますので、現在使用中の眼鏡や、コンタクトの場合も使用中のレンズの箱などをご持参になられて受診して下さい。検査の結果でもし変更が必要な場合には新たに処方を行います。