コントラスト感度検査

豊富に揃う検査機器の一部を紹介

視力検査の結果は良いのに、以前よりも見づらくなる原因

視力検査は健康診断や学校健診で必ず行われていますが、各種の運転免許取得時や更新時にも行われ、一定以上の視力が求められています。
視力検査とは離れた2つの点の分離が一定の距離から認識出来る能力の程度を調べる検査です。通常行われている方法は、切れ目のある円い輪の指標の切れ目の向きを答えさせ、判別出来る最小の指標の程度を判断基準としています。メガネやコンタクトレンズを用いる場合は矯正視力、無しの場合は裸眼視力と言います。しかしこの視力検査の結果が良くても、実生活では以前よりも見づらくなってきていると訴えられる方が沢山おられます。その原因はご自身の目のコントラスト感度の低下によるものと思われます。
コントラストとは明暗の対比のことですが、通常用いられる視力表は白地に真っ黒な指標でコントラストはほぼ100%になっています。指標の濃さが薄い灰色ならコントラストが低い指標と言えます。「コントラスト感度検査」とはその指標の濃さを、判別出来なくなるまで、徐々に薄く低下させてその程度を調べる検査です。明るい場所での視力検査ではかなり良く見えていても、夕暮れ時や薄暗い場所での見え方が白っぽく何かカスミがかかったように見えたり、以前より見づらくなったと感じられる方は、目のコントラスト感度が低下している事が考えられます。

図1

正常者

図2

低下の方

図3

正常者

図4

低下の方

白内障や角膜混濁や硝子体混濁など、光が目の奥の網膜に届く途中の組織に濁りがある場合や網膜に障害がある場合に、しばしばコントラスト感度の低下が認められます。その場合視力が1.0あっても景色が全体的に色彩も淡くなり、すりガラスを通して見るようだとも言われます(図1正常者図2低下の方)。視野の中に光った光源が有る場合の不快なまぶしさをグレアと言います。この場合正常者でも見辛くなりますが、コントラスト感度が低下している方はグレアが有ると視界全体がまぶしくなり極端に見辛くなってしまいます。(図3正常者図4低下の方)。

図5

コントラストグレアテスター

これらの状態を調べる為に平田眼科では「コントラストグレアテスター」という器械を用いて検査を行っています(図5)。この検査機械はコントラスト感度測定と、さらにまぶしい光を検査中に目に当てるグレア状態でのコントラスト感度測定の両方を行うことが出来ます。白内障が有る方で視力検査では運転免許の基準をまだクリアされていても、朝日や夕方の太陽に向かって走る場合や、対向車のヘッドライトのような逆光線で非常に見づらく感じられるようになられたらこの検査を受けられると良いでしょう。
白内障が原因の場合は手術を受けることによって、多くの症例でコントラスト感度やグレア状態でのコントラスト感度の改善が認められています。現在白内障手術の時期で迷っておられましたら当院受診時にご相談下さい。

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